アフガン国連事務所攻撃、警官死亡 タリバーン占拠地域
バンコク=乗京真知
アフガニスタン西部ヘラートで7月30日、国連事務所の正門が何者かに攻撃され、警官1人が死亡したと、国連アフガニスタン支援団が同日発表した。
同支援団によると、攻撃は携行用ロケット砲や銃撃によるもので、国連職員にけがはなかったという。正門には「UN(国連)」と書かれた看板があり、両脇に隣接する建物もないことから、国連施設と知って狙った可能性がある。
ヘラートは国内有数の人口密集都市。現地で取材している朝日新聞助手によると、29日未明から反政府勢力タリバーンとアフガン政府軍との戦闘が激化。30日には市中心部から数キロの位置にある国連事務所付近までタリバーンが攻め込んだ。付近の道路や空港は閉鎖されている。
同支援団の発表を受け、タリバーンの報道担当者は声明で「国連事務所は安全で、脅威の下にはない。近くで起きた銃撃戦(の流れ弾)による被害だったのではないか」と説明した。(バンコク=乗京真知)
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