絶えないてんかん原因の交通事故 背景に支援不足の声も

有料会員記事

板倉大地
[PR]

 福岡県で今年、3人が死傷する交通事故があった。てんかん患者が運転中に発作を起こしたのが原因とみられる。てんかんは適切な治療をすれば車の運転に支障はないが、持病の申告や治療をせず運転を続け、事故につながってしまうケースが後を絶たない。患者団体は、患者への支援不足も背景にあると訴えている。

 事故は1月21日朝に起きた。福岡県宮若市の会社員の男(42)が市内の県道で乗用車を運転中、てんかんの発作で意識を喪失。前を行く車に追突するなど計3台を巻き込み、同市の会社員男性(当時67)が心破裂で死亡、男女2人がけがをした。男は6月に自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪で福岡地検に起訴され、8月に初公判がある。

 県警によると、男は昨年9月にてんかんと診断され、医師から運転を控えるよう忠告されていた。しかし男は再診を促されても病院に行かず、事故を起こすまで車通勤を続けていたという。

たびたび社会問題に

 てんかんが原因となった交通…

この記事は有料会員記事です。残り1265文字有料会員になると続きをお読みいただけます。