野球メキシコ戦、ヤクルト・山田哲人が3点本塁打 日本勢初アーチ

野球

藤田絢子
[PR]

(31日、東京五輪 野球1次リーグ 日本7―4メキシコ)

 東京オリンピック(五輪)野球の1次リーグA組メキシコ戦。ヤクルトの山田哲人が、日本勢初アーチとなる3点本塁打を放った。

 1点リードの四回1死一、三塁。144キロをとらえ、横浜スタジアムの左翼スタンド最前列に運んだ。

 自ら高津監督に申し出て主将になった今季は、リーグトップに2本差に迫る25本塁打(3位)、打点はリーグ2位の65打点を記録。背中でチームを引っ張っている。

 過去3度トリプルスリーを達成したが、昨季はコンディション不良に陥り、成績が低迷。今季も序盤は、コンディション不良に悩まされ、状態が上がらなかった。だが、4月に日本代表の稲葉監督が視察に来た際には、「代表に選ばれたいという気持ちがある」と、1試合で2本のアーチを描き猛アピールした。

 6月に入ると、一変。前半戦終了までの約1カ月半で全25本塁打のうち、14本を積み上げた。全体練習前の早出から精力的にバットを振る姿も目立つようになり、「体が元気になってきた。キレを出すためと、振る量を確保したい」と意欲的だ。

 2019年のプレミア12では韓国との決勝戦の二回に逆転3点本塁打を放ち、優勝に貢献。が、本人は「決勝まで調子がよくなくてチームに迷惑をかけた。本当に苦しかったという印象が強い」と振り返る。

 東京五輪では、「打席では積極的にいったほうがいい時もあれば、じっくり見たほうがいい結果につながる場合もある。しっかり考えて選択していきたい」。メキシコ戦は一回の初球から強振するなど、積極的にバットを振っていた。

 代表には、ヤクルトで中軸を組む21歳の村上とともに選出された。普段から仲がよく、打撃や走塁について意見交換する間柄だ。「2人で金メダルをとりたいねという会話もちょくちょくしている」。

 早い段階で山田に一発が出たのは、代表にとっても好材料だ。(藤田絢子)