速く、美しく、目指すのは新幹線 意志貫いてきたラグビー原わか花

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河崎優子
写真・図版
原わか花
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 東京オリンピック(五輪)の7人制ラグビーで、女子日本代表は最下位に終わった。初めて五輪の舞台に立った原わか花(ば、21)は、156センチの小さな体で何度もタックルをして相手に食らいついていた。

 慶大4年生。屈託のない笑顔で自身を「自由奔放」と評する。新潟市に生まれ、幼い頃から、国体に出た父の影響でラグビーに打ち込んだ。中学ではバレーボール部に所属したが、ラグビーへの思いは日に日に強まり、自ら強豪の石見智翠館高校(島根)に資料請求をし、進学を決めた。

 「女の子がやるスポーツじゃない」と反対されると思って、大好きな祖父には「新潟でバレーをしている」とうそをついた。「ちゃんと成果を出してから、伝えよう」

 島根では寮生活。今度は「ニュージーランドに留学したい」と両親に連絡した。「挑戦したい気持ちはわか花らしい」と、両親も止めなかった。半年間、ラグビーの「王国」でタックルやパスを基礎から学び、帰国すると日本代表に選ばれるまで成長した。

 慶大に進学が決まると、ようやく祖父にラグビーをしていると打ち明けた。驚いていたが、「よく頑張ったな」と喜んでくれた。

 大学ではクラブチームでプレーしたが、日本代表から外れた自分の持ち味が分からなくなって、もんもんとした。

 そんな折、新潟市に帰省する…

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