大阪は5月以来の感染1千人超え 知事「極めて危機的」

新型コロナウイルス

添田樹紀
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 大阪府は31日、府内で新たに1040人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。1日あたりの新規感染者が1千人を上回るのは、1018人だった5月8日以来。政府は現在、大阪府などに「まん延防止等重点措置」を適用しているが、感染急拡大を受けて8月2日から緊急事態宣言に切り替える。

 府内の新規感染者数の最多は、「第4波」期間中の4月28日と5月1日の1260人。今回の感染拡大では7月27日から4日続けて700人を上回り、29日は932人だった。20、30代が全体の約半数を占める。

 直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数は30日時点で50・83人。政府の専門家分科会が最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」の指標とする「25人以上」に達している。吉村洋文知事は「大阪の感染速度は、首都圏と同じ。極めて危機的な状況だ」との認識を示す。

 30日時点の入院患者数は967人で、重症76人、軽症・中等症891人。府が確保している重症病床(587床)の使用率は12・9%、軽症・中等症病床(2510床)は35・5%となっている。

 吉村知事は重症病床の使用率が急上昇していない背景について、高齢者の感染が比較的落ち着いていることを挙げ、「明らかにワクチンの効果が出ている」と指摘。ワクチン接種が進んでいない50代以下の感染拡大に伴い、まず軽症・中等症病床から逼迫(ひっぱく)する可能性が高いと見込む。府は、夏休みに伴う人流増加や感染力の強い変異株(デルタ株)が影響している可能性があると分析する。

 府は現在、まん延防止等重点措置に基づき、府内33市の飲食店などに午後8時までの営業時間短縮や、午後7時までの酒類提供などを要請している。8月2~31日の緊急事態宣言中は、酒類を提供する飲食店には休業を要請し、提供しない店には午後8時までの営業時間短縮を求める方針だ。(添田樹紀)

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