立憲離党し辞職の本多氏、次期衆院選で道4区から不出馬

立憲

鈴木剛志
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 性交同意年齢引き上げを巡る発言が批判され、立憲民主党を離党して衆院議員を辞職した本多平直氏(56)は31日、次期衆院選では北海道4区(後志総合振興局管内、札幌市手稲区、同西区の一部)からの立候補を断念する意向を明らかにした。朝日新聞の取材に対し、「状況を総合的にみて判断した。自民党を利するわけにはいかない」と述べた。

 本多氏は2017年衆院選では道4区で次点となり、比例復活した。今月28日に札幌市内で開いた記者会見では、道4区での立候補について「今は一切考えられない。まったくの白紙」と明言を避けていた。

 31日に小樽市内であった立憲民主党道4区総支部の会合で立候補断念を表明した。その後の取材に対し、「自分の事情で議員辞職したが、この4年間は自民党と闘ってきた。自民党を利するわけにはいかない」と語った。

 本多氏は今後については、「チャンスがあれば政治家に戻りたい」とする一方、道4区以外の選挙区からの立候補については「何が起こるか分からない」とも語った。

 本多氏は5月、刑法で性行為が一律禁止される年齢(性交同意年齢=現行は13歳未満)の引き上げを議論する党内の会合で、例として50代の自身と14歳の子が性交するケースを挙げ、「同意があった場合に罰せられるのはおかしい」などと発言したとされる。その後、撤回し謝罪した。

 だが、28日の会見では「(発言の趣旨が)ねじ曲げられて伝えられてしまった。闊達(かったつ)な党内議論を封殺しようとする人がいる」と不満をにじませていた。

 本多氏は立憲の枝野幸男代表の元政策担当秘書。2017年衆院選では共産党との統一候補として道4区から立候補し、小選挙区では自民の中村裕之氏に敗れたが、比例北海道ブロックで復活当選した。(鈴木剛志)