広島のゾウ「アイ」急死 39歳、立てないままけいれん

東郷隆
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 安佐動物公園(広島市安佐北区)は30日、約10年にわたり飼育した雌のサバンナゾウの「アイ」(推定39歳)が死んだと発表した。食べた草から発生したガスで胃腸が膨らみ、肺を圧迫して呼吸できなくなった可能性があるという。

 同園がゾウ舎内のカメラを確認したところ、アイは29日午後6時半ごろに座り込み、立ち上がれないままけいれんを起こし、約10分後に動かなくなったという。30日朝、死んでいるのが見つかった。解剖して詳しい死因を調べるという。

 アイは推定2歳の時に南アフリカから日本にやってきた。東京都多摩動物公園群馬サファリパークなどを経て、2011年に安佐動物公園に来た。雄の「タカ」との繁殖を目指していた。担当する飼育係は「マルミミゾウのメイが鳴くと駆け寄るなど優しい一面もあった。兆候がなく、突然のことで驚いている」と話した。(東郷隆)