中村哲さんの碑に英文 コロナ後の外国人来訪見込む

渡辺純子
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 アフガニスタンの緑化に力を尽くした故中村哲医師をたたえ、福岡県朝倉市の「山田堰(ぜき)」近くにできた記念碑に7月29日、説明文の英訳が刻まれた。コロナ禍が終息すれば海外からも人が訪れると見越し、功績をより多くの人に伝えるためだ。

 碑は朝倉ライオンズクラブが今年2月に建てた。「100の診療所より1本の用水路」という中村さんの言葉や、山田堰をモデルに用水路の取水堰をつくったことを紹介している。この説明文の英訳が新たに刻まれた。

 記念碑の年表の最後は「2019――Gunned down in Afghanistan at age of 73.」(アフガニスタンで銃撃され73歳で死亡)となっている。

 中村さんが現地代表を務めたNGOペシャワール会の理事、徳永哲也さん(74)によると、コロナ前は山田堰に海外の人が時折訪れていた。「先生の活躍は国際的に知られている。コロナが終息すれば海外の人が大勢訪れる」と、英文併記を朝倉ライオンズクラブに相談し、実現した。

 29日に現地で作業をした地元石材店の白橋真信さん(58)は同クラブのメンバーで、中村さんに会ったこともある。「早くコロナが終わって交流が深まり、まちおこしにつながれば」と話した。(渡辺純子)