日本柔道、総合力で力負け 混合団体「パリでタイトル奪い返したい」

柔道

波戸健一
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 東京オリンピックの柔道混合団体で31日、日本は銀メダルで初代王座を逃した。決勝でフランスに敗れ、フランスチームの歓喜のチャント(歌)を背に、表情を失った日本の選手たちが畳を降りた。個人戦で男女合わせて史上最多の9個の金メダルを獲得した日本柔道は、総合力を競う団体戦で力負けした。

 男子重量級(90キロ超級)は個人戦でリネールに敗れた男子100キロ超級の原沢久喜ではなく、100キロ級を制したウルフ・アロンを起用。女子軽量級(57キロ級以下)では個人戦銅の芳田司を初戦で温存するなど、混合団体の初代王座に向け策は講じたはずだった。

 しかし、決勝で勝てたのは0―2の3番手で出場した、女子78キロ超級金の素根輝のみ。流れを変えられる絶対的エース、大野将平の出番が試合前の抽選で最後の6番目になったのも、勝ち運に見放されたとしか言いようがなかった。

 決勝は戦うことなく大会を終えた大野は「パリでタイトルを奪い返したい」と語った。(波戸健一)