合宿での一気飲みで急死 大学生の遺族が同志社を提訴

白見はる菜
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 同志社大舞踏サークルの合宿で2016年、男子学生(当時19)が飲み会後に急性アルコール中毒で死亡したのは、学校側の飲酒事故防止策が不十分で安全配慮義務を怠ったからだとして、学生の母親が大学を運営する学校法人同志社に対し、1千万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。6月30日の第1回口頭弁論で、大学側は争う姿勢を示した。

 訴状によると、男子学生は16年2月、兵庫県豊岡市であったサークルの合宿の飲み会で、焼酎一気飲みするなどして意識を失い、翌朝、急性アルコール中毒で死亡が確認された。

 遺族は、サークル内に上級生が下級生に一気飲みを強要する「伝統」があったと主張。大学も飲酒事故防止についての指導が不十分だったと訴えている。母親は意見陳述で「二度とこんなことが起こらないよう全ての大学にアルコールハラスメント問題に取り組んでもらいたい」と訴えた。

 大学側は「学生らは大学に対して合宿届をだしておらず、開催自体を認識する方法はなかった」などとする答弁書を提出した。(白見はる菜)