中国共産党式典、94歳江沢民氏姿なし 胡錦濤氏は出席

北京=冨名腰隆
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 北京の天安門広場で1日に開かれた中国共産党100周年の記念式典には、胡錦濤国家主席(78)も出席した。胡氏が公の場に姿を現すのは2019年10月に同じ場所で開かれた建国70周年の記念式典以来。ただ、2年前の式典には出席していた江沢民国家主席(94)の姿はなかった。高齢を理由に参加を見送ったとみられる。

 午前8時(日本時間午前9時)、天安門に中国の礼服「中山服」を着た習近平国家主席が現れると、その後ろから白髪の胡氏が続いた。胡政権で首相を務めた温家宝氏(78)の姿も見られた。

 中国では引退した老幹部が現政権の政策や方針に意見を述べる習慣がある。近年は老幹部の影響力が低下してきたとされるが、「年長者を敬うのは文化であり、今も無視はできない」(党関係者)。江氏も習氏に対し一定程度の発言力を維持してきたとみられるが、今回の式典に参加しなかったことは、来年の党大会以降も最高指導者にとどまるとの観測が広がる習氏の動向や、その他の最高指導部の人事にも影響を及ぼす可能性がある。(北京=冨名腰隆