中西宏明・経団連前会長が死去 リンパ腫再々発で治療中

 経団連の前会長で、日立製作所の会長も務めた中西宏明さんが死去したことが1日、わかった。75歳だった。リンパ腫の治療に専念するため、今年6月1日の定時総会で任期を1年残して退任していた。

 日立の経営再建に尽力し、2010年から社長、14年から会長を歴任。事業の「選択と集中」を進めて家電などの不採算部門を縮小し、安定した収益が見込める社会インフラ事業を中核とする会社に、日立をつくり変えた。

 経団連では14年から副会長を務め、18年5月に会長に就任。19年にリンパ腫を公表して、闘病しながら会長を務めた。今年4月に再々発の疑いが分かり、退任していた。日立の会長も退任していた。

 25年に大阪で開かれる日本国際博覧会の協会会長のほか、政府の経済財政諮問会議の民間議員なども務めた。