顔そっくりの双子、野球スタイルは真逆 小柄が担う大役

高億翔
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 諏訪清陵に、役割が正反対の双子がいる。

 兄の守屋耕平(3年)は堅い守備がとりえ。昨秋から三塁手になり、「派手じゃないけど堅実なプレー」がモットーだ。相手の右打者が引っ張る強い打球にも慣れてきた。打順は8番、上位打線につなぐバントなど小技も得意だ。

 弟の優作(同)は代打の切り札。初めて見る投球でも一振りで仕留めるのが得意だ。春の南信支部予選から県大会までの5打席は、2安打2四死球1犠打の成績。犠打は計算に含まれないから出塁率は10割だ。「夏は守備率10割を目指す」という耕平とともに、2人でチームを支える。

 顔はそっくり。そして身長160センチ台と小柄。体を大きくしようと、1年生の時から意識して食事量を増やす「食トレ」を始め、ともに15キロほどの増量に成功した。今では2人で、夕食には母の炊くご飯6合を平らげる。「胃もデカくなった気がする」と耕平は言う。

 「脚、太くなった?」「まだまだ全然」。筋力をつけようと2人で鍛える。一緒に自主練習をやることも。マネジャーの中島さや香(同)は「2人がチームで一番よく食べて、一番居残り練習を頑張っています」と話す。

 5月の春の県大会1回戦。長野日大に4点リードされた八回、耕平と優作の連続安打でチャンスが広がり、得点を挙げた。「2人でチャンスを作れたのはデカかった」と耕平は話す。夏のチームの目標「8強」へ、欠かせない2人だ。

=敬称略(高億翔)