新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、国立精神・神経医療研究センターが意識調査の結果をまとめた。「接種したくない」と答えた人は全体の11・3%。若いほどその割合は高く、男女別では女性に多かった。拒否する割合は、政府や政府のコロナ政策を信頼していない人で高い傾向がみられた。
若い女性の拒否割合、15.6%
調査は今年2月、70代以下の約2万6千人にインターネットで実施。有効回答約2万3千人分を分析した。住む地域や年齢、性別、教育歴などが偏らないよう調整している。「接種したい」「様子をみてから接種したい」「接種したくない」の三つの選択肢の中から選んでもらうと、それぞれ35・9%、52・8%、11・3%だった。
「接種したくない」と答えた人の割合は15~39歳の女性で15・6%と最も高く、40~64歳13・2%、65~79歳7・7%と年齢とともに下がった。男性でも同様の傾向で15~39歳14・2%、40~64歳10・6%、65~79歳4・8%だった。
拒否理由の最多は「副反応」
拒否する理由(複数回答可)では、全体の73・9%が「副反応が心配」と答えた。「あまり効果があると思わない」19・4%、「時間がない」8・8%、「自分は感染しないと思う」7・7%と続いた。拒否する理由は、若い世代ほどSNSの影響をあげる割合が高かった。
どのような人が拒否する傾向…
【視点】 何が正確な情報かわからず不安、コロコロ方針が変わる政府の対応を信じられずに不安、そして重症化しないなら接種する方が不安…。あまりに様々な情報が飛び交い、日々その内容が変遷しているのですから、判断が消極的になるのもわかります。職域接種を始め
【視点】 米疾病対策センター(CDC)の予防接種に関する諮問委員会の会議で、若い世代がコロナワクチンを打つメリットとリスクの比較についての報告がありました。若い世代では、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンを接種した後にごくまれに心筋炎が起きると

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