中国、ICBM格納庫を大量建設か 米研究所が写真分析

ワシントン=園田耕司
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 米紙ワシントン・ポストは30日、商業衛星の写真分析に基づき、中国北西部の砂漠地帯で、計119の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の地下格納庫とみられる施設の建設が始まっていると伝えた。中国が核戦力を大幅に増強させている兆候とみられるという。

 写真を分析したのは、ミドルベリー国際大学院ジェームズ・マーティン不拡散研究センター。施設が建設されているのは甘粛省玉門市で、既存の核弾頭搭載の弾道ミサイル発射施設と酷似しているという。

 同センターのジェフリー・ルイス氏は「中国全土で建設されているほかの地下格納庫を加えると、約145の施設が建設されている」と指摘。今回確認された地下格納庫とみられる施設は、最大射程約1万5千キロで米国本土にも届く新型ICBM「DF41」用とみられるという。

 米軍高官も4月の米議会公聴会で、ICBMや新たなミサイル発射施設をめぐり、「驚くべき増強」が中国国内で進行しているという認識を示していた。(ワシントン=園田耕司