大吟醸「獺祭」の桜井会長、オーケストラの理事長に就任

杢田光
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 純米大吟醸の「獺祭(だっさい)」で知られる旭酒造(山口県岩国市)の桜井博志会長が7月1日、日本センチュリー交響楽団(センチュリー響、大阪府豊中市)の理事長に就任した。

 会見に臨んだ桜井会長は「人生には楽しみと感動が必要。素晴らしい音楽とおいしい酒は、また明日も頑張ろうというエールになっていくと思います。お手伝いできることがあれば」と意気込みを語った。

 昨年はコロナ禍のため、公演延期や中止が相次ぎクラシック界は窮地に陥った。センチュリー響も収入は激減。苦境を強いられるが、望月正樹・副理事長は「桜井会長の企業を牽引(けんいん)するパワーに魅力を感じています」。桜井会長も「必ずピンチの裏側には飛躍するチャンスがある。今の状況をバネに乗り越えていきたい」と応じた。

 桜井会長はクラシック好きで知られ、首席指揮者の飯森範親さんと以前から交友があった。その縁で、楽団と旭酒造は数年前から関係を深めてきた。

 センチュリー響は今年2月、お酒に聞かせる音楽として新曲「交響曲 獺祭~磨(みがき)~」をお披露目した。アニメ「犬夜叉」をはじめテレビや映画音楽で知られる和田薫さんが作曲し、豊中市で初演。CDも発売されている。杢田光