首相、五輪無観客に再言及 判断時期「5者協議の中で」

森岡航平
[PR]

 菅義偉首相は1日、東京五輪の観客のあり方について「緊急事態宣言の時に、無観客もあり得ると私から明言している。(組織委、東京都などによる)5者協議で協議することが決定している。国民の安全・安心を最優先にする中で対応していく」と語った。首相官邸で記者団に述べた。

 五輪の観客の判断時期を問われ、首相は「(11日が期限の)まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の期間がある。それまでの間に、どのような状況になっているかということで、方向性を判断をしたい」と説明。「(重点措置を)継続する、あるいは取りやめる、あるいは緊急事態宣言、そういうことを来週にも決めなければならない状況にある。方向性を示して、あとは5者協議の中で決められる」とした。

 東京都内では6月30日、714人の新型コロナの感染確認が発表され、11日連続で前週の同じ曜日を上回っている。首相は「緊張感を持って、警戒感の中でしっかり対応していきたい。合わせてワクチン接種を加速させたい」と述べた。

 東京五輪の観客のあり方をめぐっては、公明党山口那津男代表も1日の記者会見で「無観客も視野に入れた上で、政府には機を逃さず国民に発信してもらいたい」と語った。(森岡航平)

  • commentatorHeader
    千正康裕
    (株式会社千正組代表・元厚労省官僚)
    2021年7月2日20時5分 投稿
    【視点】

    感染者数が増えている中で、まん延防止措置の解除は考えにくい。 高齢者の感染が減少しているのは、ワクチンの効果と思われ、好材料ではあるが、インド型に置き換わっていることを考えると、まだ感染者は増えるのではないだろうか。 想定外のこ