飾り山にコロナ退散の願い込め 博多祇園山笠

古畑航希
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 福岡市の夏の風物詩、「博多祇園山笠」の飾り山の公開が1日、始まった。新型コロナウイルスの影響で、昨年の飾り山は櫛田神社の1カ所のみ。今年は「舁(か)き山」が2年連続で見送りとなったが、飾り山は市内12カ所にたてられた。主に15日未明まで公開される。

 福岡市中央区の商業施設「ソラリアプラザ」の1階には、十七番山笠ソラリアの飾り山が登場。高さ約15メートルで、表は「猛将才蔵去退病」(もうしょうさいぞうやまいをもしりぞける)をテーマに、戦国時代の武将「可児才蔵(かにさいぞう)」を飾り、コロナを治めてもらおうとの願いを込めたという。午前10時に、櫛田神社の神職が飾り山に神を招く「御神入れ」の神事があり、関係者が参加した。

 豪華な飾り山を見ていた同市早良区の古賀正博さん(72)は「夏が来たなー」と感慨深げ。十七番山笠ソラリアの西野直史総務(43)は、2年ぶりの飾り山に「ここまで来るのは長かった。山笠をたてさせてもらえることへの感謝と喜びもひとしお」と語った。

 博多祇園山笠振興会では、見物客にマスクの着用や、周囲と距離を取るといったコロナの感染防止対策を示している。瀬戸浩隆副会長(58)は「ルールを守って楽しんでほしい」と話している。(古畑航希)