がんこ、新たに賞味期限の改ざん判明 小嶋会長が辞任

宮川純一
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 和食レストラン「がんこフードサービス」(大阪市淀川区)が冷凍食品賞味期限を改ざんしていた問題で、ほかの菓子などでも改ざんがあったことが1日分かった。同社は創業者の小嶋淳司(あつし)会長(85)が責任を取り、会長と取締役を辞任したと発表した。6月27日付。

 同社は5月、ギフト用の冷凍食品「笹(ささ)蒸し寿司」の賞味期限を社員が改ざんし、234箱を販売していたと公表していた。この商品で新たに236箱、昨年1~3月に販売されたギフト用の菓子「とうふショコラ」の67箱でも改ざんが判明したという。

 同社は社内調査委員会と第三者による調査委員会を立ち上げて調査を実施。報告書では、外販部の管理職の2人がパート従業員に指示し、改ざんしていたと説明。上司に販売が不振だったと報告しにくい状況があり、「長年にわたり風通しが悪かった企業風土が引き起こした結果」などと指摘しているという。

 同社は取締役の責任を明確にするため、小嶋会長が辞任し、会長の後任に東川浩之副会長が就いたとした。今後、再発防止策の作成などを進めるという。

 小嶋氏は1963年に大阪市で「がんこ寿司」(現がんこフードサービス)を創業。2006年5月から2年間、関西経済同友会の代表幹事を務めた。同氏は「信頼を損ねる事態を招いたことをおわび申し上げる。組織風土の劣化を見極めきれなかった自責の念を痛感している」などとするコメントを出した。(宮川純一)