アマゾン、批判派の当局トップの除外要求 独禁法調査で

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サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米アマゾンは6月30日、米連邦取引委員会(FTC)のリナ・カーン委員長(32)を、同社に対する反トラスト法(独占禁止法)違反を巡る調査から外すよう求める嘆願書をFTCに提出した。バイデン政権が米巨大IT企業への厳しい姿勢をにじませるなか、政権とIT大手との対立が鮮明になっている。

 アマゾンは30日の嘆願書で、「カーン氏は、アマゾンが反トラスト法に違反していると宣告することで、学問的にも専門家としてもキャリアを築いてきた」と主張。カーン氏は、すでにアマゾンに対して偏見を持っており、同氏がFTCによるアマゾンの調査に関わることは公平性を欠くとして、同氏を調査や判断から外すよう求める嘆願書を出した。

 実際、コロンビア大准教授のカーン氏は、アマゾン批判の急先鋒(きゅうせんぽう)として知られる若手研究者で、同社が独禁法に違反しているとして、企業分割の必要性にも言及してきた。バイデン大統領は、こうしたカーン氏の米巨大IT企業に対する厳しい姿勢を評価して、3月にFTC委員への指名を表明。6月にはFTC委員長に抜擢(ばってき)した経緯がある。

 バイデン大統領は3月、同じ…

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