桑原重夫さん死去 冤罪の在日韓国人の救援運動に尽力

 桑原重夫さん(くわはら・しげお=元摂津富田教会牧師)が6月22日、心不全で死去した。95歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長女後藤覚子(さとこ)さん。

 75年に韓国の情報機関が発表した「学園浸透スパイ事件」で逮捕された在日韓国人留学生らを救援しようと結成された「11・22救援会」の事務局長を務めた。逮捕者らは死刑を含む重い刑を受けたが、民主化後、拷問で「北朝鮮のスパイ」にでっち上げられた冤罪(えんざい)と結論づけられ、再審請求で相次いで無罪が確定した。死刑廃止天皇制戦争責任を問う活動にも取り組んだ。