清楚な大賀ハス、朝の風に吹かれ 高知・大豊の定福寺

笠原雅俊
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 徳島県境に近い高知県大豊町の定福寺で、古代ハス(大賀ハス)の花が開いた。淡いピンクの清楚(せいそ)な花が、四国山地から吹く風に揺れている。

 大賀ハスは、1951年に千葉市の遺跡から出土した約2千年前の種を発芽させた子孫。定福寺では1978年に当時の住職が、地元の植物学者から大賀ハスの根を譲り受け、境内の池で育て始めたという。

 6月29日には、大きな3輪の花が開き、膨らんだつぼみが出番を待っていた。ハスは朝、花を開き、午後3時ごろには閉じてしまう。花は4日ほどで散ってしまう。

 釣井龍秀住職は「今年も美しい花が咲きました。夏本番に向けて花の数が増えます」と話している。定福寺のハスの花はお盆のころまで楽しめるという。(笠原雅俊)