子ども5人が「家族になっていいよ」 同性カップル決断

山田佳奈
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 性的少数者や事実婚のカップルとその未成年の子どもが家族だと証明する「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を今月から始めた福岡県古賀市で1日、第1号となる申請があった。同性の30代カップルが市役所で宣誓書に署名し、2人と子どもたちの名前を「家族」として記した受領カードを受け取った。

 九州で初めて、全国でも兵庫県明石市徳島市東京都足立区に次ぐ4例目の制度導入になる。

 この日申請したカップルは異性との結婚と離婚を経て3年前から付き合い始めた。現在、それぞれの子ども5人とともに暮らしている。参観日や保護者面談といった学校行事にはそろって出席してきたが、「友人」としてだった。

 2人は宣誓をする前、子どもたちに「家族になっていい?」と確認すると、「いいよ」と答えてくれたという。教師や職場の上司にも思い切って報告した。「気持ちは既に家族だったけれど、市に公認されることで皆に分かってもらえると思う。きつい思いをしている人はいると思うので、日本全体がこうして変わっていったら」

 署名を見守った田辺一城市長は「こういった制度を使いたいと思いつつ踏み出せない人もいると思う。誰もがその人らしく堂々と生きられる社会をつくりたい。お二人のこれからの家族としてのあゆみが良きものになって、幸せに暮らされることを祈念します」と話した。(山田佳奈)