プーケット、1日から「隔離なし観光」 第3波のさなか

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プーケット=乗京真知
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 タイ南部のリゾート地プーケットで1日、外国人を対象にした「隔離なし観光」が始まった。新型コロナウイルスのワクチン接種者が対象で、入国後の14日間の隔離措置が、免除される。タイ政府は適用する地域を徐々に広げ、観光業の立て直しを急ぐ方針だ。

 初日の1日は、ドーハやシンガポールなどから4便がプーケットに着いた。計約300人を受け入れる。同日午後、ドーハ経由で来た米国人男性(55)は「友人と落ち合い、コロナでたまったストレスを解放したい」と語った。

 感染第3波に見舞われているタイでは、連日5千人前後の新規感染者が出ている。政府は首都バンコクなどで規制を強めているが、変異株の流入などで収束の兆しは見えない。1日時点の累積感染者数は26万4834人に達し、この2カ月で約4倍に増えた。

 そんななかリゾート地の開放を急ぐ背景には、国内総生産(GDP)の約2割を占める観光業の苦境がある。タイでは月300万人前後いた外国人観光客が、感染防止のための入国規制などで月数千人に減った。地元メディアによると、観光業の失業者は昨年来、200万人に達したという。

 プーケットのパトンビーチ地区では、海岸沿いの飲食店や両替所の大半が店を閉めた。明かりが消えた歓楽街には「For Rent(貸します)」の看板が並ぶ。

 同地区の老舗タイ料理店「サ…

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