イスラエル、またガザを空爆 発火装置積んだ風船に報復

ガザ情勢

エルサレム=清宮涼
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 イスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザ地区で、イスラム組織ハマスの軍事拠点を空爆したと発表した。5月にイスラエルとハマスなどガザ地区の武装勢力が停戦して以来、イスラエル軍がガザ地区の空爆を発表するのは3度目だ。

 イスラエル軍は、ガザ地区から発火装置を積んだ風船が放たれたことへの報復措置として、ハマスの武器製造場所を空爆したとしている。イスラエル南部では1日、風船によるとみられる4件の火事が起きた。いずれもけが人は確認されていない模様だ。イスラエル軍は「ガザ地区のテロ行為に強く反発する」と声明を出した。

 5月にイスラエルとハマスなどガザ地区の武装勢力による大規模な軍事衝突が11日間にわたって起き、同月21日にエジプトなどの仲介で停戦に入った。ガザ地区では250人以上が死亡した。

 イスラエルでは6月13日にネタニヤフ前首相が退陣し、極右政党ヤミナ党首のベネット首相率いる新政権が発足した。その後、イスラエル軍は同月16、17日にも発火装置を積んだ風船への報復措置としてガザ地区を空爆していた。(エルサレム=清宮涼