宅配社会 便利で安いサービスの行き着く先は

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聞き手=池田伸壹 聞き手=編集委員・塩倉裕 聞き手=笠井正基
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 ネットで注文すれば、品物が家に届く。宅配サービスは、外出が難しいコロナ禍でますます欠かせなくなった。この便利さは持続可能なのだろうか。新しいインフラの未来を考える。

写真・図版
イラスト・北谷凜

宅配サービスはインフラ、家も「ハレ」の場に 高島宏平さん(オイシックス・ラ・大地社長)

 2000年に生産者から野菜などの食品を直接仕入れて、ネットで消費者に売る「オイシックス」を創業しました。

 日本には食べ物があふれているのに、安全な食べ物が買えずに悩んでいる人がいる。いい野菜を作っていても報われない農家もいる。こんなミスマッチを解消したかったからです。生鮮食品の宅配サービスでは生協の共同購入がすでにありましたが、自分が得意なネットを生かす仕組みができれば、と考えました。

 コロナ禍の巣ごもり需要で、我が社の売上高、利益は大きく伸びて、ともに過去最高となりました。

記事後半では、作家の楡周平さんが便利さや安さの裏にある労働現場の負荷を指摘します。離島経済新聞社代表理事の鯨本あつこさんは、宅配に依存しつつある離島の姿が日本社会の近未来ではないかと語ります。

 必要なときに移動することな…

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