ヒグマに襲われ?変死体見つかる 北海道、近くにフン

阿部浩明、三木一哉
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 北海道福島町白符で2日午前10時20分ごろ、ササやぶの中で性別不明の変死体が見つかった。北海道警松前署は、遺体の外傷などからヒグマに襲われた可能性が高いとみて、身元などを調べている。

 周辺住民らによると、付近にはヒグマのものとみられるフンが落ちていたという。現場は海沿いの国道228号から津波避難路を上った高台。

 署や周辺住民らによると、町内の70代女性が1日朝から現場近くの畑に作業に出かけ、同日夕になっても帰宅しないため、家族や知人らで畑周辺を捜索したが見つからなかった。2日朝に署に捜索願を出し、警察官や福島町役場職員も加わり捜していた。

 町によると、町内では4月以降、箱わなにかかるなどしたヒグマを2頭駆除した。今回人を襲ったとみられるヒグマが再び出没する危険性があるため、町はこの日、現場に通じる避難路入り口などに注意を促す看板を設置。防災行政無線でも、数度にわたって注意を呼びかけた。

 周辺の住民によると、1カ月ほど前に近くでシカが殺され、ハンターによりヒグマ1頭が駆除された。「死んだのが子熊だったらしく、親熊が凶暴になっているかもしれない。ほんとうに怖い」と顔をこわばらせていた。(阿部浩明、三木一哉)