切り抜き40年、あだ名は「ゴルゴ教授」 その魅力とは

有料記事

[PR]

 長寿劇画「ゴルゴ13」(さいとう・たかをさん作)の201巻が5日に発売され、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治さん作)の巻数を超えた。大東文化大学名誉教授の土岐寛さん(77)は、もともと地方自治や都市政策が専門だが、ゴルゴに関する著作を出版するほどの大ファンで、「ゴルゴ教授」とも呼ばれている。40年以上作品を読み続けているという土岐さんに、ゴルゴの魅力や特徴を聞いた。

 ――「ゴルゴ13」を読み始めたきっかけは?

 もともとビッグコミックで白土三平さんの作品などを読んでいました。そんな中、ゴルゴだけは終わらずに延々と続いていて、その都度楽しんでいたら、いつの間にかビッグを買う目的が、ゴルゴ中心になっていた(笑)。単行本は集めておらず、40年以上、ビッグコミックのゴルゴを切り抜いて保存しています。

 ずっととっておきたいという気持ちがありました。あと、ゴルゴは微妙な国際情勢なども扱っているので、過敏に反応する国もあって、単行本にはあえて収録されていないものもいくつかあるんです。

 ――ゴルゴの魅力は?

 キャラクターとしては、スー…

この記事は有料記事です。残り1261文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません