島嶼国にワクチン300万回分 首相、島サミットで表明

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安倍龍太郎
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 太平洋地域にある18の島国・地域と日本による国際会議「太平洋・島サミット」が2日、オンライン形式で開かれた。菅義偉首相は今月中旬以降、太平洋の島嶼(とうしょ)国に計300万回分の新型コロナウイルスのワクチンを提供していくと表明。影響力を強める中国を意識し、透明性の高いインフラ支援も打ち出した。

 冒頭、菅首相は日本とこの地域との関係について、自由や民主主義などの「共通の価値で結ばれた太平洋を共有する大切なパートナー」と強調。地域が直面する「新たな挑戦」として、新型コロナ気候変動のほか、中国を念頭に「権威主義との競争」を挙げた。

 日本はサミット参加国が位置する海域を、豪州から石炭などの天然資源を輸入する際の海上交通路(シーレーン)として、戦略的に重視している。ただ、この海域の国々に対して近年、中国が空港ターミナルなどのインフラ支援に乗り出すなど「攻勢をかけている」(外務省幹部)。2019年にはソロモン諸島とキリバスが相次いで台湾と外交関係を断絶し、中国と国交を結んだ。

■福島第一原発の処理水も議論…

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