「東北全域をカバー、経営基盤を強化」 3地銀が統合へ

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徳島慎也、成田認 細見るい、西尾邦明
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 荘内銀行山形県鶴岡市)と北都銀行秋田市)を傘下に抱えるフィデアホールディングス(HD、仙台市)と、東北銀行盛岡市)が2日、経営統合に向けて基本合意した。地域経済が縮んでいく中で超低金利も長引き、経営環境は厳しい。各県で2、3番手の銀行同士が、生き残りをかけて広域再編に乗りだす。

 両社は株式交換によって統合し、フィデアHDの傘下に東北銀が新たに入る。2022年2月までに交換比率を決め、同10月の統合をめざす。両社は18年に包括的な業務提携を結び、ATMの相互利用や共同店舗を開くなどの協業を進めてきた。

 フィデアHDの田尾祐一社長は2日の記者会見で「人口減少、低金利の長期化に加え、新型コロナウイルスの影響が拡大し、今まで以上に対応力が求められている。両社のノウハウを最大限に活用することが、共通した経営課題だと一致した」と説明した。

 両社の支店は計149あり、統合により岩手、秋田、山形3県を中心に東北全6県に店舗をかまえることになる。東北銀行の村上尚登頭取は「東北全域をカバーし、3行がノウハウを共有することで、ビジネス拡大や経営基盤の強化を見込める」と語った。地域的な広がりを、M&A(企業合併や買収)や人材紹介などのビジネスにいかす考えだ。

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