伊方原発で宿直中に無断外出 保安規定の要員を満たさず

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 四国電力は2日、伊方原発愛媛県伊方町)の50代の男性社員が、重大事故時に対応するための宿直勤務中に無断で外出し、伊方原発の保安規定で定められている必要な要員数を一時満たしていなかったと発表した。県は、保安規定の順守を四電に要請した。

 四電によると、社員は2017年3月~19年2月の土日や祝日に5回、宿直勤務をしていた午前中に最大2時間ほど、社有車で発電所を抜け出していた。保安規定では、事故時にすぐ対応するための要員22人を所内に待機させると定めており、社員が外出中は21人になっていた。

 社員は四電の調査に対し、ガソリンスタンドで会社の金券を使い、私用の携行缶にガソリンを入れていたと説明しているという。社員は宿直中以外も同様の手口で、ガソリン代計約38万円を横領したとして、昨年5月に停職6カ月の懲戒処分を受け、今年1月に選択定年退職している。四電は宿直中の外出事案を受け、点呼の回数を増やしたという。