クリオネではなく・・・幼い兄妹が福岡の海で大発見!?

【動画】泳ぐヤサガタハダカカメガイ=長井洋さん提供
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 6歳と4歳の兄妹が、福岡県内の海で遊んでいると、珍しい生き物を見つけた。

 6月20日、福岡市の会社員長井洋(よう)さんと妻の志保さん、長男で小学1年の海里(かいり)ちゃん(6)、長女で幼稚園児の未来(みらい)ちゃん(4)が、家族で福岡県糸島市の海に遊びに来ていた。「変なのがいる」。妹の未来ちゃんが、海を漂っている何かを見つけた。

 見た感じは小さなクラゲ。持ってきていた網ですくい、観察したところ、大人の小指の先ぐらいの大きさで、半透明だった。ゆらゆら揺れる羽のようなものもあった。撮影したあと、海に逃がす際には兄の海里ちゃんも見つけた。

 一見、クリオネのよう。長井さんがインターネットで調べたり、水族館に問い合わせたりしたところ、クリオネの仲間で「ヤサガタハダカカメガイではないか」と思ったという。クリオネの標準和名は「ハダカカメガイ」だ。

 撮影した写真と動画を、朝日新聞が福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」に送り、調べてもらった。魚類課の鈴木泰也さんも「恐らく、ヤサガタハダカカメガイではないか」。クリオネに近い、巻き貝の一種で、本州の近海で見つかる生き物だという。鈴木さんは「『泳ぐ巻き貝』です。私たちに情報が寄せられた記憶はなく、この辺りでは初耳です」と驚いた様子で語った。

 幼い兄妹の大きな発見!?――。そんな夏の思い出に、長井さんは「海にはちょこちょこ行っていて、子ども目線で何かを探していたんでしょう。いつもと違うものを見つけられて、うれしかったようです」と話した。