米軍、アフガンの最大拠点から撤退 20年続く紛争拠点

ワシントン=高野遼、バンコク=乗京真知
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 アフガニスタン国防省のアマン副報道官は2日、首都カブール北郊にある駐留米軍のバグラム空軍基地から「全ての米兵が撤収した」とツイッターで発表した。米国は9月11日までの完全撤退を目指しており、米軍最大の拠点である同基地から撤収したことで、撤退完了が大きく近づいた。

 アマン副報道官は、ツイッターで「バグラム空軍基地はアフガン治安部隊に引き継がれた」ことも明らかにした。同基地は約20年続く紛争の拠点で、一時は米兵10万人超が利用した。基地内の収容所は、米中央情報局(CIA)よるテロ容疑者への拷問の疑いが度々指摘されてきた。

 一方、AP通信によると、米国は現地大使館の警備要員として米兵数百人程度を残すことも検討している。

 米軍と戦ってきた反政府勢力タリバーンの報道担当者は2日、「バグラムからの撤収を前向きなステップと受け止める」とした上で、改めて「国内全ての場所からの撤退」を求めた。(ワシントン=高野遼、バンコク=乗京真知

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アフガニスタン首都カブール近郊にある米軍のバグラム空軍基地で2017年にあったクリスマスイブの集い=AP
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アフガニスタンの首都カブール近郊で2日、米軍のバグラム空軍基地の前で警備に当たるアフガニスタン軍の兵士たち=ロイター