神戸市、ワクチン不足で予約キャンセル 市長は「無念」

新型コロナウイルス

鈴木春香、天野剛志
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 新型コロナウイルスのファイザー社製ワクチンの供給量が不足しているとして、神戸市は2日、1回目の接種の予約受け付けを停止すると発表した。2回目の接種を優先する。ファイザー社製は、すでに入っている予約についても1回目の人はキャンセルする。

 市によると、予約受け付けは2日にも停止。また1回目の予約については、ファイザー社製を使う集団会場・大規模会場での6日以降に入っている予約、個別の医療機関での12日以降の予約を、すべてキャンセルする。キャンセル対象者は、市の予約システムを通じて予約した人だけで約5万人いるという。市は郵送や電話で通知をする。

 久元喜造市長は2日の会見で「このような発表をしないといけないのは大変無念だ。こういう事態にならないよう、国には時間軸をもってワクチン供給を進めてもらいたかった」と話した。

 兵庫県明石市も2日、すでに予約を受け付けている60~64歳(基礎疾患なし)の接種について延期すると発表した。新規の予約受け付けも停止する。国からのワクチン供給が見込みを下回ったためという。

 市はすでに6月30日に、当初の供給が見込めなくなったとして基礎疾患がある人を除く59歳以下の予約について延期を公表済み。60~64歳にも影響が及んだかたちだ。

 予約済みの市民にははがきで延期を知らせる。変更後の日程は未定で、会見した泉房穂市長は「国が早く打てと言うなかで市としても万全の態勢で進めてきたのにワクチンが減らされるとは。怒りを通り越して悲しみを感じる」と国を批判した。(鈴木春香、天野剛志)

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