侍Jの脅威に? DeNAオースティンら、米国代表選出

井上翔太
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 今夏の東京オリンピック(五輪)に、野球の米国代表として出場する24選手が発表された。現在、日本のプロ野球に所属する選手では、横浜DeNAベイスターズのオースティン外野手、福岡ソフトバンクホークスのマルティネス投手、東京ヤクルトスワローズのマクガフ投手が選ばれた。

 この中に、野球日本代表侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が「脅威」と警戒する存在がいる。2日現在、打率3割4分8厘でセ・リーグの首位打者に立っているオースティンだ。

 侍ジャパンの首脳陣は6月30日、神宮球場で行われたDeNA―中日戦を視察した。

 「4番右翼」で先発したオースティンは、一回1死二、三塁から146キロの球に詰まらされながらも、左前に適時打。続く2打席目も左翼線に適時二塁打を放ち、計4安打を放った。打率のほか、出塁率(4割4分7厘)や長打率(6割6分2厘)も、セ・リーグで最も高い。

 「いいバッターですよ。一回にヒットを打って、点数が入りましたけど、あそこは一塁が空いていて、あんなに絶好調だったら、四球でもいいよね、と。いろんな想定をしながら(首脳陣で)会話していました」

 稲葉監督はオースティンについて語り、今の状態ならピンチでは勝負を避けざるを得ないとの考えを披露した。この言葉を伝え聞いたオースティンは試合後、「日本の監督が、自分に対してそう言ってくれることはうれしい。もし、米国代表に選ばれたら光栄。1度しかないチャンスなので、いい方向で考えたい」と話していた。

 米国代表には、2013年から今季途中までオリックスバファローズに在籍したディクソン投手も選ばれた。監督は、大谷翔平選手が大リーグ1年目だった2018年に、エンゼルスを率いていたソーシア氏。

 世界ランキング4位の米国は7月30日、横浜スタジアムで同24位のイスラエルと初戦を行う。翌31日には、同3位の韓国との一戦が控えている。井上翔太