希少スニーカーを真贋鑑定 転売活況、定価の10倍超も

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土居新平
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 個人が新品を売買するリセール(転売)サイトの成長で、希少モデルを中心としたスニーカー市場が活気づいている。定価の10倍の値がつく人気モデルもあり、運営会社は偽物を防ぐための「真贋(しんがん)鑑定」も導入する。専門の「投資家」まで登場している。

 個人間売買サイト「モノカブ」のスマートフォンアプリ。1990年代後半に日本で起きたブームで、人気の的だったナイキの「エアマックス95」のイエローの復刻版(昨年12月に発売)が2万6千~3万円程度で取引されていた。定価は1万8700円。4~6割ほどのプレミアムがついている計算だ。

 スニーカーを売りたい人は、購入希望者が示したうち最も高い金額で売るか、自分が希望する売値で出品して購入者を待つこともできる。取引の成立後、出品者はまずはモノカブに商品を送る。それを約20人いる鑑定士が一つひとつ調べ、「本物」を示すタグを付けて購入者に発送する。浜田航平社長(29)は「フリマでの取引は偽物が怖いという声が多い。偽物が入るとブランド価値が損なわれる」と狙いを話す。

 現在、1カ月に100万人以上がサイトを訪れ、1日1千足以上が売買される。購入者は取引額の約3%の手数料を支払い、鑑定料や出品者の手数料は、いまは無料。鑑定が歯止めにもなって偽物が出品される割合は1%未満、個別商品の取引価格の推移もひと目でわかる。

 大手証券会社出身の浜田氏が…

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