米軍、アフガン撤退にまた一歩 タリバンは支配地拡大

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ワシントン=高野遼、バンコク=乗京真知
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 米国防総省は2日、アフガニスタン駐留米軍の撤退を8月末までに終わらせると発表した。最大の軍事拠点であるバグラム空軍基地からの撤収が今月2日までに終わったことで、撤退作業は大詰めを迎えた。だが現地では、撤退に伴う治安悪化に歯止めがかからない状況だ。

情勢悪化、楽観的なバイデン氏

 バイデン米大統領は4月、「米史上最長の戦争を終わらせる」として、9月11日までの完全撤退を表明していたが、期限より早く完了する見通しとなった。

 バイデン氏は7月2日の記者会見で、撤退作業は「期待したとおりに進んでいる」と評価。情勢悪化への懸念については「アフガン政府は政権を維持する能力があると考えている」と楽観的な見方を示した。

 また、国防総省のカービー報道官は同日の記者会見で、バグラム空軍基地からの撤収について「米軍縮小を示す、撤退プロセスの大きな節目だ」と述べた。今月下旬には、現地の指揮権を駐留米軍のミラー司令官から、中東全体を率いる中央軍のマッケンジー司令官に移し、「8月末までにアフガニスタンから出るため、安全かつ秩序ある撤退を続ける」という。

 一方、現地では米軍と約20…

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