ミャンマー代表選手支援の会発足 大阪

宮崎亮
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 サッカーのミャンマー代表選手として来日後、母国のクーデターに抗議の意思を示して難民申請中のピエリアンアウンさん(27)を支援する会が3日、発足した。大阪市内での激励会でピエリアンアウンさんは「自分を助けてくれたすべての日本のみなさまに感謝する。ミャンマーを様々な形で助けてほしい」と述べた。

 激励会は、支援者の在日ミャンマー人、アウンミャッウィンさん(47)が大阪市住吉区で営む東南アジア料理店「ミャンマービレッジ」であった。支援する会は、1988年の民主化運動から活動する「日本ビルマ救援センター」の中尾恵子代表が代表となり、今回の難民申請を支援する空野(そらの)佳宏弁護士らも加わった。

 ピエリアンアウンさんは2日に大阪出入国在留管理局で6カ月間の在留と就労の許可を得ており、難民認定の決定を待っている。空野弁護士は、ワールドカップ(W杯)予選の試合前に「3本指」を掲げ国軍に抗議した行為について「もし難民申請が認められなければ誰も日本では難民になれないくらいのケースだ」と話し、認定を期待する。

 支援する会は、ピエリアンアウンさんの当面の生活費を支援するための寄付を募っている。寄付は郵便振替で「日本ビルマ救援センター内 ピエリアンアウン選手を支援する会」(00930・0・146926)へ。宮崎亮

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