藤井棋聖の「充実ぶり、怖い」 王位戦で戦った木村九段

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聞き手・村瀬信也
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 藤井聡太棋聖(18)=王位と合わせ二冠=に渡辺明名人(37)=棋王、王将と合わせ三冠=が挑戦する第92期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第3局が3日、静岡県沼津市で指され、藤井棋聖が勝ち、シリーズ3勝0敗で初防衛を果たした。プロ入りから5年弱の若武者が第一人者を圧倒した。両者とタイトル戦を戦った経験のある木村一基九段(48)に、今回の棋聖戦をどう見たのか聞いた。

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 第1局は、渡辺名人の先手で相懸かりになりました。両者が2月に対戦した朝日杯将棋オープン戦準決勝と同じ将棋でしたが、その時に渡辺名人はいい感触をつかんだのでしょう。渡辺名人がその将棋とは別の手を指しましたが、(相手陣に鋭く迫った)藤井棋聖の切り返しが見事だったと思います。あの切り返しを見ると、藤井棋聖も「どこかで出てくるのでは」と想定していたのではないでしょうか。

 藤井棋聖は3、4月ごろ、対局が少なかった。その時期に、今まであまりやっていなかった戦法「相懸かり」の研究に取り組んだのだと思います。

 最近は、他の対局でも相懸か…

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