「東条英機の遺骨を米軍が太平洋に」…ひ孫の思いを聞く

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 80年前の対米開戦時の首相・東条英機。A級戦犯として処刑された遺体を米軍が極秘に処分していたという記録が見つかったのを機に、遺族に思いを聞きました。どんなやり取りがあったのか。取材をした藤田直央・編集委員に聞きます。朝日新聞ポッドキャストでどうぞ。

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Q:今も日本の戦争責任の象徴のように言われる東条英機ですが、どんな人だったのでしょう?

A:1884年生まれ、東京出身の軍人です。父同様に陸軍に入り、1937年には満州国の実権を握る関東軍で参謀長となります。能吏ぶりからカミソリ東条と呼ばれ、大将当時の41年に首相になりますが、軍を抑えきれず対米開戦。敗戦後、連合国による東京裁判で戦争を指導したA級戦犯として死刑を宣告され、48年に執行されました。

Q:その東条の遺体を米軍が極秘に火葬し、遺骨を太平洋にまいたという文書が米国立公文書館で見つかったのを機に、ご遺族に話を聞かれたそうですね。

A:はい。その文書では戦犯の遺体を日本側に渡さないと強調しており、戦争責任を負った戦犯を美化されたくないという米軍のこだわりがうかがえます。ただ、それで遺族による弔いの機会まで奪うのはどうかと思い、ひ孫の英利さん(48)に会ってきました。

 ちなみに英利さんは東条家の長男として、名前の一文字目の「英」の字を受け継いでいるそうです。

Q:そうなんですか。それで、どんな反応でしたか。

A:「戦場となった世界各地には遺骨が戻っていない英霊の方々がいらっしゃるわけで、曽祖父は日本の海に帰されたと思えば本望ではないでしょうか」という答えでした。驚くほど淡々としていたので、その訳も聞いてしまいました。

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