有力校同士が序盤激突 10日から京都大会、監督座談会

聞き手・吉村駿
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 2年ぶりの全国高校野球選手権京都大会が、10日開幕する。京都を制し、甲子園への切符を手にするのはどのチームか。春の府大会で4強入りした、京都国際、京都成章、乙訓、東山の各監督と府高野連の米川勲理事長に各ブロックの見どころを聞いた。(聞き手・吉村駿)

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 小牧 ざっと全体を見渡すと、やはり力のあるところが序盤で戦う試合が多いと感じる。

 松井 京都国際と、京都翔英。乙訓と、龍谷大平安といった優勝候補がブロック内でぶつかる可能性がある。序盤に山がありそうな大会だ。

 市川 春の大会でシードを取れていない有力校がたくさんある。それらの高校がA、Bブロックに多く集まったという印象。

 足立 確かに強豪が集中した。新型コロナウイルス感染対策が加わり、普段とは違う準備や調整が大事になってくる大会になりそうだ。

 米川 A、Bブロックに力のある学校が確かに多いが、夏はわからない。どの学校にもチャンスはあると思っている。

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 小牧 龍谷大平安と乙訓が勝ち上がれば3回戦であたる。この勝敗が大会のポイントになりそう。野球ファンとしても楽しみなカード。

 松井 鳥羽、福知山成美、立命館も力がある。このブロックから上がってくるチームが、大会を引っ張っていく気がする。

 市川 早い段階で龍谷大平安と当たる。正直、序盤の山場という印象だが、乗り越えれば勢いがつく。春の府大会で対戦した福知山成美の投手が手ごわかった。

 足立 乙訓の北見投手は、京都の3年生で1番ではないか。力のある直球が魅力。各校の打者がどれだけ攻略できるかが見どころ。

 米川 力のある学校ばかりの激戦区。どこが上がってきても決勝まで絡みそうだ。

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 小牧 秋の府大会で対戦した京都外大西の選手は個々の能力が高かった。立命館宇治や、京都成章もまとまりがある。この3校が軸だ。

 松井 初戦で対戦する京都文教は好投手がいると聞いている。綾部も好投手ぞろいで、怖いチームだ。

 市川 京都外大西2年生右腕の西村君は好投手。小学校からのチームメートが多い綾部もまとまりがある。でも、やはり春季府大会準優勝の京都成章が軸だろう。

 足立 宮津・加悦谷・宮津天橋には秋の府大会で序盤に負けかけた。勢いがあるチームだ。京都成章の細見君はハートが強い。大黒柱だと思う。

 米川 京都成章は、春の府大会で細見君を中心とした勝ち方が良かった。綾部の3年生のまとまりも最後の夏は、大きな武器になりそうだ。

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 小牧 うち(京都国際)と、京都翔英が序盤で当たりそう。1年から投げている池島君を警戒している。塔南の左投手も大柄で打ちにくそうだ。

 松井 京都国際と京都翔英の一騎打ちではないか。この勝者が上がってくると思う。

 市川 京都国際も京都翔英も左右の投手をそろえる。京都国際は待つ立場で、1回戦の勝者を迎えることになる。初戦の緊張感もある中、どう戦うのか注目している。

 足立 京都翔英は新型コロナウイルスの影響で、思うように試合ができなかった。夏にかける思いはすごく大きいのではないか。

 米川 京都国際は1試合ごとに強くなっている。洛東には下手投げの好投手がいる。打ちづらそうだ。

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 小牧 東山は個々の能力が高く、上がってきそう。京都共栄の左腕遠藤君も好投手だと聞いている。西城陽と久御山の対戦も楽しみ。

 松井 西城陽の染田監督、久御山の川田監督は野球を熟知されている。ここの勝者が京都共栄や、東山と対する形になりそうだ。

 市川 東山が頭一つ抜けているという印象。ただ日程が中1日となり過密。投手のやりくりが難しそう。

 足立 うち(東山)は例年になく体が大きい選手がそろう。過密日程で疲れや緊張の中、精神面が問われる。東宇治、北嵯峨は毎年夏に向けチームを引き締めるから要注意だ。

 米川 東山は選手層が厚い。西城陽と京都共栄の投手はきっちりと投げられる。これらのチームが上がってきそうだ。