欧州の騎士道、今はフルーレ・エペ・サーブルの3種目 フェンシング

【動画】東京五輪33競技解説 フェンシング編
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 フェンシングは欧州の騎士道にルーツをもち、近代五輪の第1回大会である1896年アテネ大会で実施された8競技に含まれた伝統を誇る。

 フルーレ、エペ、サーブルの3種目に分かれている。フルーレは攻撃の「優先権」があり、瞬時の技のやりとりで攻守が入れ替えるのが見どころだが、玄人でないと見極めが難しい。

 その点、エペは単純明快。全身すべてが有効面で、先に突いた方にポイントが入り、両者同時に突いた場合は双方のポイントとなる。サーブルはハンガリー騎兵隊の剣技から競技化した種目とされ、フルーレ、エペが「突き」だけなのに対し、「斬り」もある。

 個人戦は1ピリオド3分の3ピリオド制で15点に達したら勝利となる。両者とも15点に達しなかった場合は得点の多い選手の勝ちとなる。団体戦は3対3の総当たり戦(補欠が1人)で9試合をこなし、計45点を取ったチームか、多くの点を取った方が勝ちとなる。

 日本のフェンシング界では2008年北京五輪太田雄貴(現日本フェンシング協会会長)が男子フルーレ個人で銀メダルを獲得したのが史上初の五輪メダルだった。太田は12年ロンドン五輪では男子フルーレ団体で銀メダルに導いた。

 昨年は男子エペの見延和靖(ネクサス)が全種目を通じて日本勢史上初の世界ランキング年間1位に輝き、今夏の東京五輪でも金メダルが期待される。