セルビア選手団、羽田で1人陽性判明 同行選手ら待機へ

新型コロナウイルス

遠藤隆史
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 東京五輪に向けて来日したセルビア選手団5人のうち30代男性の1人が3日夜、羽田空港の検疫で新型コロナウイルスの陽性と判明していたことがわかった。内閣官房が発表した。ほか4人も機内の座席情報から濃厚接触者にあたる可能性があるとして、事前合宿地の富山県南砺市に向かわず、内閣官房が指定する一時滞在施設で待機する。

 海外選手団が空港検疫で陽性と判明するのは、6月に来日したウガンダ選手団に続き2例目。

 内閣官房や同市によると、セルビア選手団はボートチームの選手3人とコーチらスタッフ2人で、空港に迎えに来ていた南砺市職員との接触はなかった。同市の田中幹夫市長は「選手の感染判明は非常に残念。(陽性が)合宿受け入れ前に判明し、濃厚接触候補者も含め隔離されるなど適正な対応ができたことは、これまでの教訓が生きたものと考えている」とコメントした。同市では事前合宿のためすでにギリシャ南アフリカ、ロシアの選手団が滞在しているが、セルビア選手団については受け入れを中止する考えという。

 内閣官房によると、海外選手団は2日に8カ国・地域の計123人、3日に6カ国・地域の計27人が入国。セルビア選手団の1人以外は全員が陰性だった。

 外国選手団の空港での検査をめぐっては、ウガンダ選手団9人が来日した際、成田空港で1人が陽性と判明しながら、残る8人は事前合宿先に移動した後に濃厚接触者と認定された。

 水際対策が後手に回ったとの批判を受け、内閣官房は6月30日に選手団の入国時の指針を変更。空港でPCR検査の結果を待つ間、選手団から提供を受けた機内の座席情報を元に、機内で濃厚接触した可能性がある「機内濃厚接触候補者」を事前に把握し、陽性判明時には速やかに隔離することにした。陽性者は検疫所のバスで隔離施設などに向かうほか、濃厚接触候補者は、別のバスでホストタウンや一時滞在施設に移動し、個室に滞在。実際に濃厚接触者に当たるかどうかは、保健所が判断する。遠藤隆史

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