津和野のフリースクールが閉所へ 別の場所で活動は継続

水田道雄
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 【島根】障害のある人や不登校児、若者から年配者まであらゆる人が、文化や芸術を学びながら交流する津和野町中川のフリースクール「木部(きべ)の杜(もり)」が今月で閉所することになり、最後のイベントが4日、開かれた。運営する同町のミュージシャンで映像作家の桑原宙(そら)さん(47)は「規模は縮小するが、別の場所で活動を継続したい」と話す。

 スクールは、旧木部中学校の校舎建物を町から借りて、4月に開所。校舎内に「アトリエ」や休憩所、「竹工房」「フリーマーケット」などの部屋を設け、町民が指導したり、ゆっくりくつろげる空間を作ったりする活動をしてきた。

 ところが6月、町教育委員会から消防法により、利用スペースを現在の約600平方メートルから150平方メートル以下にするよう通達があり、この場所で活動を継続するのは難しくなった。

 4日は桑原さんらが生バンドの演奏と歌を披露し、閉所に至った経緯を報告。約2キロ離れた自宅近くの空き家を借りて、一部の活動を継続することを明らかにした。

 桑原さんは同町出身の報道写真家、桑原史成さんの次男で、昨年、同町を舞台にした映画を制作した。(水田道雄)