熱海の土石流、高齢女性の死亡確認 死者は計3人に

村野英一
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 大規模な土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山では、5日も朝から安否不明者の捜索が続いた。市は同日、4日に救助された高齢女性の死亡が確認されたと発表。土石流による死者は計3人となった。

 市によると、女性は4日朝、土石流が発生した逢初(あいぞめ)川上流にある倒壊した自宅の中から助け出され、病院に搬送されたが重傷だった。市は家族の意向を確認してから身元を発表するか判断するという。今回の土石流は3日午前10時半ごろ、断続的に発生。逢初川の河口付近で同日、女性2人が見つかり、死亡が確認されている。市が身元の確認を進めている。

 市はこれまで、市や消防に安否確認の問い合わせがあった人数として安否不明者を約20人と発表していた。しかし、これだけでは正確な行方不明者の把握が困難だとして、伊豆山地区の住民基本台帳をベースに安否確認を進めている。

 4日午後8時時点では147人が確認に至っていなかったが、5日朝の時点で34人の確認が取れ、未確認者は113人となった。今後、避難先の調査や町内会長らへのヒアリングなどを進めるという。(村野英一)