大飯原発3号機が再稼働 1年ぶり、亀裂見つかり検査

佐藤常敬、加茂謙吾
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 関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)が3日夜、再稼働した。配管に亀裂が見つかって定期検査が長引き、約1年ぶりの稼働。5日にも発送電を始め、30日に営業運転に入る予定。運転40年超の美浜原発3号機の再稼働と合わせ、夏場の関西エリアの電力需給が安定するという。

 大飯3号機は定検中の昨年8月末、亀裂が、原子炉格納容器内を通った1次冷却材配管と、冷却水の圧力を調整する配管との溶接部で見つかった。関電は当面の運転には問題がないと判断したが、原子力規制委員会が疑問を投げかけ、定検を延長して早期交換を決めた。新品の取り付けを今年6月に終えたという。

 大飯3号機と美浜原発3号機の出力は合わせて200万キロワット。電力需給の調整役を担う電力広域的運営推進機関によると、供給余力を示す「予備率」は当初、8月に3・8%の予想だったが、6・5%になる見込みという。関電の森本孝社長は6月の定例会見で「電力の安全・安定供給に万全を期す」と強調した。(佐藤常敬、加茂謙吾