単線列車、すれ違いは通行手形で 時代に逆らう小湊鉄道

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三嶋伸一、青山祥子、大嶋辰男
 【動画】鉄道好きユーチューバーの鈴川絢子さん、トロッコ列車で行く小湊鉄道=大嶋辰男、別宮潤一撮影
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 吉本興業鉄道好きユーチューバー、鈴川絢子です。今日は小湊鉄道の「房総里山トロッコ列車」に乗りま~す。

「鉄道王国」の千葉県を、鈴川絢子さんが巡る企画「ちば鉄」はもう4回目となりました。今回は、令和・平成の時代と一線を画す小湊鉄道を紹介します。いつも通り、鉄分多めです。ご了承ください。

 私は今、トロッコ列車がやってくる養老渓谷駅に来ています。房総半島の観光名所の一つ、養老渓谷にある駅で、素敵な歴史を感じる駅舎です。

 小湊鉄道は古い駅舎や車両を今も大切に使っていることで有名です。沿線には大正時代などに建てられた駅舎がいくつもあり、鉄道ファンとしてぐっとくるところがあります。2017年には、22の駅の施設などが国の有形文化財に登録されました。

駅の舗装をはがす「逆開発」 自然に戻す仕掛け

 養老渓谷駅もその一つ。特にこの駅では4年前、アスファルト舗装をはがして木を植え、駅前を自然に戻そうという「逆開発」が行われて話題になりました。

 ホームの隣には「足湯」があります。湯をここまで運ぶのは、小湊鉄道保線区の石井良彦区長(73)たち。乗車券があれば無料で入れます。トロッコ列車が到着したようです。乗り込みたいと思います。

 《石井区長 私たちの沿線の大きな魅力が里山の豊かな自然です。そこで、養老渓谷駅では2008年、渓谷で湧いている冷泉を私たちが毎週、ホームに運びこんで足湯を開設しました。里山トロッコ列車も、窓のない車両でゆっくり走ることで、沿線の風景を体感していただこうと2015年から始めたもの。是非満喫してください。》

トロッコ列車、モデルは大正生まれのSL

 汽笛の音が聞こえました! …

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