国軍が砲弾40発超発射 ミャンマー北西部で25人死亡

ミャンマーはいま

バンコク=福山亜希
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 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーの北西部ザガイン管区で2日、国軍と市民の武装組織との戦闘が起き、少なくとも市民25人が死亡したと、複数の現地メディアが報じた。付近の住民数千人が避難しているという。

 現地メディアによると2日朝、約150人の国軍兵士が市民の武装組織を攻撃した。簡単な武器しか持たない市民側に対し、国軍は40発以上の砲弾を発射。武装組織のメンバーや住民ら少なくとも25人が死亡、10人以上が負傷した。国軍側は兵士4人が死亡したという。

 市民の武装組織は2日夜に応戦をやめて撤退し、付近の数千人の住民が避難したという。住民は「何も持たずに逃げたため、薬や食料が緊急で必要だ」と現地メディアに語った。

 一方、国軍側は4日付の国営紙で「武装テロリストに待ち伏せされた」としたうえで、治安部隊員1人が死亡したとしている。

 民主派勢力が国軍に対抗して樹立した「統一政府」が、自衛のための武装組織「国民防衛隊」を立ち上げて以降、市民が各地で独自に武装組織を設立している。国軍との戦闘が相次ぎ、6月には第2の都市マンダレーの市街地で銃撃戦が起きた。(バンコク=福山亜希)