元東京特派員、韓国大統領選に立候補の意思表明

ソウル=鈴木拓也
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 韓国の文在寅(ムンジェイン)政権を支える進歩(革新)系与党「共に民主党」の前代表、李洛淵(イナギョン)元首相(68)が5日、来年3月の大統領選に立候補する意思を表明した。文政権の路線継承を打ち出し、党内の最有力候補と目される李在明(イジェミョン)・京畿道知事(56)に対抗する構えだ。

 李洛淵氏はこの日、出馬表明の動画をユーチューブに投稿。「57%にまで減った中流層をもう一度、70%まで増やす」など、経済的格差の是正を強調して支持を訴えた。北朝鮮の核問題では「文在寅大統領の平和外交を続け、発展させる」と述べ、北朝鮮への融和的アプローチを継承する考えを示した。

 李洛淵氏は、韓国の東亜日報の東京特派員を経験し、日本語が堪能。韓国政界屈指の知日派として知られる。文政権で首相を務めるなど文氏に近い。文氏と距離を置く李在明氏とは立場が異なる。

 同党は党内選挙を行い、9月10日までに候補を選ぶ方針。李洛淵氏は、次期大統領候補を問う世論調査で支持率が下落傾向にあり、李在明氏に大きくリードを許している。(ソウル=鈴木拓也)