国際法にも国内法にも「違反」 イスラエル入植地で波紋

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エルサレム=清宮涼
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 イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で、イスラエルの法律でも「違法」とされる入植地が建設され、波紋を呼んでいる。6月に発足したイスラエルのベネット新政権が容認すれば、入植地の建設に反対する米バイデン政権との間でもあつれきが生まれかねず、対応に注目が集まっている。

入植者の数、40万人以上

 イスラエルは1967年の第3次中東戦争で勝利し、ヨルダン川西岸地区などを占領。パレスチナ自治区となった同地区などでの占領を現在も続ける。国際社会から国際法違反を指摘されながらも、ユダヤ人を移住させる入植活動を進めてきた。入植者は年々増え、ヨルダン川西岸地区には40万人以上が暮らす。

 5月には、ヨルダン川西岸地区中部で新たにエビタール入植地が建設された。イスラエル政府の許可を得た入植地が多いなか、ここでの建設は無許可で行われており、イスラエルの国内法でも「違法」とされる。

 近隣のパレスチナ人は強く反発。5月以降、抗議活動が続き、イスラエル当局との衝突でこれまでにパレスチナ人4人が死亡した。

 エビタール入植地はエルサレ…

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